葡萄の長屋

以前は長屋だった間口3.6m、9.8坪の敷地に建つ現代の長屋を設計しました。

間口3.6mの敷地に奥へ行く幅800mmの通路を確保し、その奥に階段をつくることで、各フロアと全面道路の間の動線が確保できました。

その結果、各階をワンルームとして共同住宅として貸すことや、それぞれの階を客室とした宿泊施設にすることが可能となります。

屋上には、ヒノキの露天風呂をつくり、スカイツリーを眺めながら夜景を楽しむことができる都市のリラックス空間となっています。

外壁と隣地の建物との隙間は10cm程度で仕上げ、内部空間を最大限に確保することで狭い間口の敷地ながら広い内部空間を作ることができました。

  • 建設地 :東京都墨田区
  • 構造規模:鉄骨造地上3階建て 耐火構造
  • 敷地面積:32.60㎡(9.86坪)
  • 建築面積:22.39㎡(6.77坪)
  • 延べ面積:75.30㎡(22.77坪)
  • 単  価:27.89万円/㎡(92.24坪)
  • 竣  工:2016年
間口3.6mの敷地に建つ
屋上の露天風呂
3階 畳の小上がりは天井から吊っている
小上がり 遊んだり
小上がり 収納したり
小上がり 収納したり
キッチンとトイレ
キッチンの収納
もとは一軒の小さな家、その前は長屋の一戸分だった。