6月 2021アーカイブ

豪雨は日常事態!垂直避難が有効

垂直避難
水平避難

地球温暖化のせいなのか、今まで経験のない大雨や台風が、繰り返し訪れるようになりました。

それに伴う洪水予報や、避難情報については、近年は何度も発令され、大事にならない事が繰り返され、本当に避難が必要な時には、「今度も大丈夫だろう」という感覚から避難しないという状況が予想されます。

近年のように、観測史上初めてとか、50年に一度の豪雨が頻繁に起こるのでは、もはや、避難する状況は非常事態ではなく日常事態となつつあります。

そして、避難が日常のことになってしまうと、その都度、避難所に避難するとはなくなるのではなるのではないでしょうか?

地球の気象が変化してきていることに合わせ、今までの避難行動の見直しが必要と思います。つまり、稀に来る豪雨に備えて避難する計画から、度々くる災害に備え避難する計画に変えていく必要があると考えます。

具体的には、日常の生活の中での避難を考えなければならなくなるのではないでしょうか?稀に来る豪雨に備えて近くの小学校などの避難所に避難していましたが、豪雨が度々来るようになった今日では、家の上の方に避難するのです。

浸水などの水の被害は、地震に比べると、非難の時間があるので、浸水が始まりそうとわかってから上の方の階に逃げることが可能です。ハザードマップでは、浸水の際、自分が住んでいる地域の水深が示してあります。そこで示されている水深より高いところに避難するスペースがあれば、自宅にいながらの避難が可能と考えて良いかと思います。

稀に来る豪雨に備えた避難が、避難所への「水平避難」だとすれば、度々来る豪雨に備える避難は「垂直避難」が有効なのではないかと考えます。

例えば、墨田区の北部の京島三丁目をハザードマップで確認すると、最大浸水深は、3m以上5m以下となっています。5mの浸水が起きた場合は2階の天井付近まで水没してしまいます。3階建てであれば、無理に避難所に避難しなくても良いということになります。

かなや設計 建築家 金谷直政