将来への不安ってありませんか?そしてその不安とはどのようなものでしょうか?

年金、住宅、親の介護、または地球温暖化、首都圏に今後30年以内に70%の確率で来ると言われている大震災、挙げればきりがありません。

インタ―ネットで調べればあらゆる分野の不安のバリエーションを知ることができ、更に、その一つ一つを掘り下げ更に不安のループにはまっていきます。

まじめな人ほど、これらの不安要素の収集に怠りなく、神経をすり減らし、または、相当のコストと時間をかけ続けることになります。しかし、不安に対して無限に対応しなければならないものなのでしょうか?

ここでは、漠然とした不安をすこしでもはっきりさせ、不安を定量的にとらえ、少しでも減らすことを目的に私たちの生活の場である建築を題材にファイナンシャルプランを考えていきたいと思います。

まずは、建築を建てるときに考えるべきファイナンシャルプランについて、弊社での進め方を事例にお話ししていきたいと思います。

建物を建てる場合、その目的は、自分が住宅であったり、事業用の建物(店舗、事務所、工場、病院、福祉施設)であったり、または、資産運用や相続税対策のための賃貸物件(ワンルームマンション、アパート、シェアハウス、簡易宿所)でしょう。

これらの規模と工事費はどのように決まるのでしょう?

事業計画をたて、事業性が成り立てば、進めるということになると思います。これが会社としての事業であれば、これだけでも良いのでしょう。

しかし、経営者自身が株を持っている会社、比較的小さな会社、個人事業主、クリニックなどの場合、土地や不動産などの資産を持っている個人は、事業と事業主の関係が深いことから、自らのライフプランも含め事業性を考えることが必要になります。

逆読み工事費決定

そこで、弊社では「逆読み工事費決定」という方法を考えました。もしかすると既にどなたかが考え実践しているのかもしれませんが、一般的には事業を進めるためにという目的が優先され、建物の規模によって建設費が決まるパターンが多いかと思います。

「逆読み工事費決定」とは、まず事業主のライフプランを作成し、生涯にわたって無理のない返済から、どの程度の規模の事業が可能かを導き出します。

通常の工事費決定は、建物の規模を決めてから設計を行い、見積を出すという方法で、見積が出てから「えっ、こんなに高いの?」「無理!」ということになりがちです。そして、無理をして工事を行い、建物ができてから苦しい返済に苦しむことになりがちです。

逆読み工事費決定と通常の進め方を絵にしてみると次のようになります。

その他ファイナンシャルプランのこと

「逆読み工事費決定」の大体の考え方をご説明しましたが、具体的に進めるにあたっては、税金のこと、ローンのこと、様々な優遇制度のことを知らなければなりません。ここでは、少しづつですが、建築とは少し分野の違うことを勉強していきたいと思います。

主な税金の種類