東京の下町に建つ猫と車好きのご夫婦が住む家です。
この地域は、木密地域と言われ、小さな木造の家が密集して建っている地域です。更に、狭く曲がりくねった道路が多い特徴的な景観が残っています。
幅4mの道路の突き当りの手前に4mの間口で接しているため、道路に対して直角に車を止めると車の出し入れがしずらいため、斜めに駐車するよう駐車スペースを確保しました。
そのため、間口には柱が建てられないため、間口いっぱいに細い鉄骨柱を立てることで駐車スペースを確保しています。
リビングを2階に設け、日常の生活スペースを2階にしました。正面には向かいの建物の壁面が道路に面して連続しているため、眺めるための窓よりも光がたくさん入るようにハイサイドライトを建物の両サイドと間口いっぱいに確保したため、明るい室内となっています。
ハイサイドライトは、猫が明るい日の光の中歩けるように、猫が歩きやすい棚を作りました。
- 建設地 :東京都墨田区
- 敷地面積:41.86㎡(12.66坪)
- 建築面積:33.07㎡(10.00坪)
- 延べ面積:95.70㎡(28.94坪)
- 単 価:31.16万円/m2(94.26万円/坪)
- 補助金 :340万円(鉄骨造によっる不燃化助成金)
- 竣 工:2019年
耐震等級3の家
柱が細くて、2階は間口いっぱいの大きな窓!地震には耐えられるの?と思うかもしれませんが、この家は耐震の性能が最上級の耐震等級が3なのです。
耐震等級3とは、消防署や警察署と同じ位丈夫で、極まれに来る巨大地震でも損傷しないレベルです。
ですから、ローンの金利も安いし、地震保険も安い、構造の強度を高くした分の工事費UP分よりも断然得になるのです。