ちょい旅 塩原温泉

2025.2.1ー2025.2.3

栃木県那須塩原温泉に行ってきた。

ここはかつては温泉街として栄えていたと思うのだが、まちを歩いてみると、閉鎖したホテル、お土産屋がたくさんあった、感覚としては二軒に一軒が閉鎖している感じであった。

こうした衰退イメージがある一方、新たな、観光形態が感じられた。この温泉から11kmくらいにあるスキー場、ハンターマウンテンスキー場(略してハンタマと呼ばれている)の利用者が、結構泊っている。

私が、今回利用した「ほったらかしの宿 ゆうふり那須塩原(旧:塩原温泉 八汐荘)」は、そんな、スキー客に特化して、新たな形態として存続しているようであった。温泉地のホテルにもかかわらず、食事のサービスはなし!という思い切った売り方である。考えてみれば、スキーを楽しみたい家族連れはには、ただでさえ嵩む交通費、リフト代に加え、食事付きのホテルの料金負担は大きい。そこで、がっつり泊りがけでスキーをするのであれば、リフト代、宿泊代は仕方がないにしても、食費を節約して、こういったホテルに泊まるのもありかもしれない。因みに今回の料金は、リフト代付きで。

・土曜日一泊 11,600円

・日曜日一泊 8,200円

であった。リフト代が6,000円であることを考えると、それぞれ一泊、5,600円、2,200円となり、かなりリーズナブル、ワンダフル、雪が降るである。

そのせいか、土曜日の夜、ほぼ全ての客室に明かりが灯っていた、フロントの方に聞くと週末はほぼ満室とのこと。因みにフロントの女性は愛想がよく、客との応対もスムーズであった。最近、地方の安めのホテルに行くと、込みにケーションがギクシャクすることも経験するが、この辺は慣れている感じがするのは、流石に古くからの温泉郷ということもあるのだろうか。

塩原温泉郷は、それなりに規模の大きい温泉街であるせいか、車で、まちを少し走ってみたが、日本最大級の足湯施設というのもあり、足つぼの刺激もあり、楽しませていただいた。

この施設は、「塩原温泉ゆっぽの里」という施設で、「全長60mの木造足湯回廊」という触れ込みである。塩原温泉開湯1200年記念事業として2006年開業とのこと。設計者は現代木造の第一人者ともいえる建築家の杉本洋文氏らしい(イラストで読む 湯けむり建築五十三次.制青幻舎)←この本気になる

2007年度グッドデザイン賞を受賞しているので、建築好きの方にもお勧め

宿に食事が無い為、夕食はまちに出て店に入った。地元の食堂は、昔ながらの佇まいもあり、美味しく食事をいただけた。今回は2泊したため2軒入ったが、一日目は「恵比寿屋九ちゃん」という居酒屋、居酒屋にもかかわらず18時ラストオーダー、こちらは、17:45に入店したが満席であった。二日目は「銚子屋食堂」、年老いた女性と中年男性(息子?)の二人でやっている飲食店、こちらは私が入った後に、中国語を話す5人の若い女性が入ってきた、ここで働いているのか、旅行できている方々なのかはわからないが、こちらも賑やかであった。

「銚子屋九ちゃん」唐揚げ、パリパリの衣の食感が素晴らしくて、美味しかった。ぼてじゅう(母手寿)もおすすめ

最終日は、ハンタマに近い塩原温泉新湯(あらゆ)という地域の立ち寄り湯を利用させていただいた。ここには、4・5件の温泉旅館、ホテルなどがあったが、15:30に訪れたのだが、15時を過ぎているという理由で旅館は全て断られ、しょんぼりしながら塩原高原ホテルに聞いてみると。入浴OKということで、利用させていただいた。入浴施設部分は最近リニューアルしたらしく、露天風呂も含めとても快適であった。泉質は硫黄泉で、硫黄臭のするしっかりした温泉であった。さきに入浴していた男性は、2・3ヶ月に一度は泊まりに来るという。「ここの温泉は塩原温泉とは全く違う、良い温泉」と言っていた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です